「麗!あんたは絶対一人になっちゃ駄目よ?できるかぎりあたしが着いててあげるから!」


「うん…ありがと柚。」


「いいのいいの。あたしは麗の親友なんだから。いつでもあたしを頼りなさいよ?」


「うん…」


しばらくしてあたしはだいぶ落ち着いたから、帰ることにした。


「お邪魔しました。」


「送ってくよ!」


「いいよ!大丈夫。」


「だーめ!また何かあったら危ないでしょうが!」


「じゃあ、、、」


あたしはいつも柚に助けて貰ってばっかだよ…


しばらく歩いていた…


「麗。」


後ろから声が聞こえてきた。


「佑…弥?」


「俺が後は送ってく。佐藤ありがとう。」


「じゃあ、よろしくね?麗また明日ね。」


「うん、ばいばい」


………なんか…気まずい。


「なぁ、穂純と何かあったのか?」


ビクッ


「うん…まぁ。」


「無理とはいわねぇけど。何があったかおしえろよ…」


「うん、今日…話すよ。」


「ぁあ。」


あたしたちは雨の中を沈黙ながらも歩いていた…