放たれた銃弾はグレンピアの粘膜を貫き、そこからは少量の青い血が吹き出る.


全くダメージがないかのように、グレンピアは力を少しも緩めはしない.


妥協する先は死が待つのである.





「あ゛っ・・・・・・あああ」


視界がどんどん薄れてゆく.
確かに引き金を引いているが、もうどこを撃っているかもわからない.




――――――――はぁ、はぁ・・・・・・