今日は、
 待ち望んでいた
 "クラス替え"

 心のうきうきが
 跳ね上がったような気持ちで
 紙の配布場所へ行く。

 「こ~はる。おはよう!」

 声がする方を見ると、
 笑顔で手を振る彩花がいた。

 「おはよ!クラス何組だった?」

 「うちも1組だよ!」

 「1組かぁ。ってか"も"って私も1組なの?」

 「あれっ?まだ見てなかったんだ。そう!また一緒ッ」

 「まぢで!!」
 
 私は、紙を見てみる。
 そこにはしっかり名前があった。

 「彩花ぁ!やった~。」

 彩花に飛びついた。
 
 「はいはい。良かったね!早く教室いくよ。」

 
 このときはまだ気づかなかった。
 運命が変わるとは。