それから、近藤さんはぎゅってきつく私を抱き締めるとそっと離した。


「携帯、交換しましょう。メール、しましょう」


生活の中に、僕の存在を加えてみてください。

そう言った。


「話がしたくなった時は、電話じゃなくて、チャイム鳴らしてください」