「今、こんなに突然好きって言っても信用されないだろうし、佐々木さんに好きって思われるなんてありえません!
でも、今日、佐々木さんのことを可愛いって思ってるだけじゃなく、好きなんだって感じました。


自分で、自覚したんです。


初めは、会えたことにラッキー!と思って。
で、一緒に買い物に行けることになって。
ちょっと調子にのってみたら本当にメシ作ってもらえることになって、マジでテンション上がって。

部屋にお邪魔することになった時は、もっと単純に、男だし、女性の部屋、しかも佐々木さんの部屋ってのに…興味的な嬉しさってゆーか…
まぁ、そんな感じで嬉しかったんですけど、


ボールペンに書かれた名前を見た時、彼氏のことかと思って、“やっぱり”とか“ショック”じゃなくて、
嫉妬しました。

男の存在感じてテンション下がるんじゃなくて、そんなの受け入れられなくて。

その後、笑顔見てドキッてしたり、一緒にメシ喰えることが無性に嬉しかったり、

しかも、メシ美味いし!

なんか、佐々木さんがっていうより、佐々木さんごと全部、
この空気とか、空間とか、そういうの全部が、丸ごと、欲しくて仕方ないです」