「とにかく。ここは危険だから移動しよう」


そう言って手を差し出してくれた


「あ、りがとう」


私はその手をつかみ立ち上がった


そして手をつないだまま連れて行かれた


そういえば名前聞いてない・・・


「あの、名前は?」


「は?・・・あぁ黒木海斗」


「黒木くん」


「海斗でいい」


「海斗くん」


「なに」