｢おかしいだろ？！ソレ！｣
『ははは―…本当だな！特に３２頁目のオヤジギャグが…』
｢笑う方のおかしいじゃなくて！｣

３２頁って？何読んで笑ってんだ！

｢質問は３問までにして下さい｣
面倒臭いので。

『なにぃ？３問だと？…短縮は得意だ、任せろ』
得意かよ！
だったら始めから短縮しろっての！

『問１、綾美の誕生日は？』
…何だ、この程度か。

｢私の誕生日は、１２月２５日です｣
クリスマス生まれなんだよね。

『正解。問２、綾美の好きな色は？』
あはは〜！簡単すぎる！
｢好きな色は、空色！｣
『正解、なかなかやるな』
本人だもん、当たり前だ。

『ちなみに空色も好きだが、なぜか下着はパステルカラーのピンクが多い事も知っているか？』
｢何で主任が私の下着を知ってんのよ！！｣
ピンクが多い事を！！

『つべこべ言うな！問３だ』
言うなって…あんたが不可思議すぎて理解に困ってんじゃないの！

『次が綾美かどうかを証明する重要項目だぞ？』

私を証明する？
何…まさかスリーサイズを聞くつもり？


『問３、幸子は橋幸雄と別れた後…』
｢幸子かよっ！！｣
私の何を証明するつもりなんだよ！関係ないじゃん！