早く!早く主任のマンションに逃げたい!
でも、主任のマンションと外とどちらが危険なんだろ…。

わからなくなってきちゃった!

「おねぇちゃん、飴舐めるかい?」
何?!
今度は高齢のおばぁちゃんに声かけられたっ!

飴舐めるって何?!

「…飴…ですか?」

ほらほらと、おばぁちゃんが差し出してくれたのは…黒飴か!

あ〜もう!ここはミステリーゾーン?!

とりあえず飴をポケットに入れ、先に進む。
また何かに会う前にさっさとマンションに…マンション!

……あった!!

「って…豪華なっ!!」

地図の場所にあったのは、いかにも金持ちが買いそうな豪華分譲マンション!

まぁ…金持ちには変わりないよね?あの二人も。
しかも入口には指紋センサー付き!

まず、部屋のインターホンを鳴らさなきゃダメなんだね?

見回すと、指紋センサーの近くにインターホンらしきボタンがある。
やり方やり方〜は…。

私は、地図裏に記入されている入り方の説明を見る。
私のアパートは鍵一つで開くから、こういうハイテクはわっかんないんだよね。

1は、部屋番号を押して…703号室だから、7と0と3…っと!

…これでいい?