「静かに!桜田ちゃん」
止めようとする私を、更に栗田さんが止める。

「いや…でも!」
怖いしっ!

「魔物が出たらどうすんですか?!」
「その時は…敏腕課長のジョグレス進化がある!」

敏腕課長?!進化?!
つーかジョグレスって何?!

「キタ!!」
昴さんが突然叫んだ。

何がキタ?
そして、なぜ片言なんですか?

「何がキタんですか?」
貢さんの問いに、昴さんはゆっくりと瞳を開いた。
その瞳は、驚愕に満ちている?

…なぜ脂汗を流しているのかな?

「…東からの応答は無かった…だが」

だが?

「宇宙人からの応答が」
宇宙人?!なぜ?!

昴さんは、絶望したかの様に床に膝をついた。
アクションがオーバーだなっ!

「…宇宙人は何だと言ってます?」
緊迫した表情の貢さん、みんな…。

不思議だ…なぜ宇宙人との交信を否定しないかが!

「まずい…まずい状態だ…奴ら、地球を侵略すると…」

地球侵略?!
一体どこに脳波を送ってんだよ!あんた!

「大変だ!幸子に連絡しなきゃ!」
また幸子?!
「敏腕課長の進化だけでは対処できない」
「地球防衛軍を組織しないと!」


「落ち着いて下さい!」
どこまで本気なんだ!