「わぁ雰囲気のいいお店」



お店の中は黒と赤で統一された薄暗い照明の大人っぽい作りとなっていた。



「こちらになります」



オーナーの娘だけあってVIP待遇だ。


案内されたのは景色のいい個室。



でも・・・4人で座るには狭くない?



「修はこっち」



私と侑斗が座ったのを確認して香織サンは修ちゃんを連れ、部屋から出てってしまった。


私は唖然となり、状況が把握できず流されるままの修ちゃんの背中を見ていた。