修ちゃんの乗る予定の飛行機の搭乗案内が流れる。



「もう行かなくちゃ」



その言葉に目頭が熱くなるのを感じた。



「うん、修ちゃん大好きだよ!行ってらっしゃい!」



なんとか笑顔で言う事ができた。



修ちゃんは私の薬指に光る指輪にそっとキスをした。


「行ってきます」