「莉子ちゃん、僕の話聞いてくれる?」



侑斗を見送りリビングに戻ってきた修ちゃんが私の隣へ腰掛ける。



「僕ね、大学を卒業したら1年留学しようと思ってるんだ」



え?留学?



「介護福祉の進んでいる国へ行って学びたいと考えている時、大学からの推薦を受けたんだ」



介護福祉士…


修ちゃんの夢。