「じゃ、決定で!」
「やだよ!」
しかし、あたしの反論虚しく。
翌日。
生徒会選挙…つっても立候補者なんてたかが知れてるっていうか皆耳には穴開いてて髪茶色か金色か(又は銀なんかもいたけど)、皆様ガラが悪そうです。多分性格は別なんだろうけど。
で、立候補者の中でも一際目立つのが、田宮諒…啓次や神藤の先輩、らしい人。
…一人だけ、雰囲気が違う。
髪真っ黒だし、立ててもいないし。黒縁眼鏡がどことなくストイック。
それでも…なんか凄く、綺麗な顔。チャラい神谷学園生徒とは一線を画すオーラ。
「それでは生徒会長立候補、田宮諒、挨拶をお願いします」
「はい」
なんか、彼一人居るだけで不良のたまり場のような学校に居るということを忘れそうだ。
挨拶はカッチリしたもので、いかにも完璧。昨日啓次が言ってたんだけど、田宮さんってこの学校では物凄い尊敬されてて、ファンだとか信者だとかもいるんだってさ。
うー。田宮さんの次に挨拶する人がかわいそうに見えるよ。でも多分あたしみたいにして立候補することになっちゃってるんだろう、本人は嬉しそうですよ。
「やだよ!」
しかし、あたしの反論虚しく。
翌日。
生徒会選挙…つっても立候補者なんてたかが知れてるっていうか皆耳には穴開いてて髪茶色か金色か(又は銀なんかもいたけど)、皆様ガラが悪そうです。多分性格は別なんだろうけど。
で、立候補者の中でも一際目立つのが、田宮諒…啓次や神藤の先輩、らしい人。
…一人だけ、雰囲気が違う。
髪真っ黒だし、立ててもいないし。黒縁眼鏡がどことなくストイック。
それでも…なんか凄く、綺麗な顔。チャラい神谷学園生徒とは一線を画すオーラ。
「それでは生徒会長立候補、田宮諒、挨拶をお願いします」
「はい」
なんか、彼一人居るだけで不良のたまり場のような学校に居るということを忘れそうだ。
挨拶はカッチリしたもので、いかにも完璧。昨日啓次が言ってたんだけど、田宮さんってこの学校では物凄い尊敬されてて、ファンだとか信者だとかもいるんだってさ。
うー。田宮さんの次に挨拶する人がかわいそうに見えるよ。でも多分あたしみたいにして立候補することになっちゃってるんだろう、本人は嬉しそうですよ。