16回目の誕生日 あたしは、みんなに知ってもらいたくてわざわざ前日に黒板に書いてから帰った。 『明日は綾の誕生日です!(笑)』 学校へ着くと、女子はもちろん普段しゃべりもしない男子からもお祝いされた。 満足、満足。 こうして、あたしの『16歳』は幕を開けたのです。