「私、帰りますね。もう遅いんで」

彼女が立ち上がる

「送ります」

「でも、すぐ下ですよ」

彼女が笑いながら言う





あぁ下の階だった

忘れてた

「あの、少し散歩しません?」

彼女は少し驚いた顔をした

「夜の散歩もいいですね」

彼女は頷く