「あれ、なんで??教えて?」


優ちゃんは立ち上がって窓の近くに行った。




「知りたいの?」



「……気になる。」


優ちゃんはゆっくりと話し始めた。



「ちっちゃいころから好きな人がいて俺が引っ越して離れていてもずっとスキだった。久しぶりに会ったけどその子は俺のこと覚えてなかった。」


優ちゃんは悲しい顔をしていた。



「気持ち伝えようと思った。だけど無理だった。」



「それはどうして?」



「それは…そのこと好きな人を聞いてしまったから。」


優ちゃんはそう言った。