怒っちゃったかなぁ?
私は焦った。


でも、正直に言っといた方がぃいと思った。


―しばらくして、メールの返事がきた。


《わりぃ。今、ダチとゲーセンで遊んでて、返事遅れた。
えっと、分からないよな。いつも、後ろの席の、坊主頭のやつの近くにいるんだけど…見たことないかな?》


はぃ!?
そんな人いたっけ???


そもそも、周りは不良ばっかで、目を合わせただけでも何か言われそうだから、私は普段から、あまり周りに目を向けないようにしていた。


《ごめんなさい。分からないです。。本当にごめんなさいm(__)m》


いちいちメールを送るのに、緊張するし。。
はぁ。


―ッッッ!!!
今度は直ぐに、返事が届いた。


《そっか。。でも、これから知ってもらえればぃいし。
そうだ!!俺さ、もぅすぐ家に着くから、そしたら写メ送るょ。少しでも、俺をしってもらいたいし。》


《分かりました。楽しみにしてますね♪》


本当は楽しみにしてはいなかった。どうでも良かった。どうせ、学校の人だから、チャラチャラした不良なんだと思っていた。