うたた寝しながら聞いていた授業も、午前中が終わり、昼休みに入る。


昼休みに入ると、クラスの人達はほとんど、外でご飯を食べるため、教室はガラガラだ。


私はいつも決まって、陽菜と机を合わせて、お弁当を食べている。


「ねぇねぇ、美空は、彼氏とか作らないの?」

陽菜が言った。

「私は…人を好きになることがあまりないんだよね。それに…私は陽菜みたいに、モテないし。このクラスの人達は、不良っぽくて、私には合わないだろうし。」


「そっか。。
ぢゃあさ、男性と話をするだけってのはぃい?友達として。」

ん???陽菜は何を考えてるんだ?

私は、会ったこともない人と話すなんて、出来るはずないぢゃん。。人見知りだし。。

そう考えてたら、思いもよらない言葉が返ってきた。

「実はさ、美空には内緒にしてたけど、美空のことを気になってるって言う人が、このクラスにいるんだけど、メールだけでもしてみる気ない?」


へ!?
私は地味にしてたのに、見てくれてる人がいたんだ…。


私は迷った。
今まで、男友達なんていなかったし、どう話してよいのか…。


けど、話だけならいいっか!!


私はそんな簡単な気持ちで、連絡をとってみようと思った。