『な、なんですって!!ソフィア様…』


リッチの胸を不安が襲った。


『ソフィア様を助けるには、もう一度ダークホールを開いて…ソフィア様を追いかけるしかないが…じゃが、ソフィア様がどこへワープしたのかわからぬから、どうしようもないの…』


マボじぃの顔色は青ざめた。


『あわわわ!!』


それを聞いたリッチも顔色が青ざめた。


『ソフィア様、どうか無事でいてください…』


リッチはただ、不安を胸に祈ることしか出来なかった。


どこかへ消えてしまったソフィア―


一体ダークホールはどこに繋がっていたのだろうか…


魔王がいなくなった魔王城…いや、魔界は大騒ぎだった。