『ソ、ソフィア様!!』
黒い穴に吸い込まれたソフィアを見て、リッチは急いで駆け寄った。
しかし、リッチが駆け寄ったと同時に、黒い穴はどんどん小さくなり何もなかったかのように消えてしまった。
『ソ、ソフィア様!!』
リッチは消えてしまったソフィアを大声で呼んだ。
『ソフィア様…とんでもない事をしてしまったのぉ…』
マボじぃは丸テーブルに置かれている、究極魔法が記されている黒い本を手にとって言った。
『マボじぃ、さっきの黒い穴は一体…』
リッチは慌てながらマボじぃに尋ねた。
『さっきの黒い穴は…たぶんダークホールじゃ…』
マボじぃはそう言って、ツバを飲み込んだ。