『えっ…!?』


ソフィアは目を丸くして驚いた。


風は部屋の中央に集まり、その集まる風が黒い穴みたいなものを形成した。


その黒い穴は風を集めどんどん大きくなっていった。


『や、やった!!ダークホールだ、成功だ!!』


ソフィアは手を叩いて喜んだ。


『で、でもこの魔法って…どんな効果が?攻撃魔法…だよな?』


ソフィアは疑問を浮かべながら、穴に近づいてみた。


そんな時、部屋の入り口からからマボじぃとリッチの声が聞こえて来た。


『もうマボじぃ、ソフィア様を一人にして…サボっているに違いないんですから』


リッチはそう言って、部屋の奥へと近づいた。