ミリ〜は何気に、ホッパーと初めて会った場所に行きました。

勿論その場所には
ホッパーとお嫁さん
は居ません。


でもその場所には何故か、右手の手袋が二つ。


その手袋は
ホッパーとお嫁さん
の手袋でした。


ミリ〜は思いました。


「ホッパーさんは確かに此処に居たんだ」
と。


その場で手を合わせたミリ〜は、込み上げて来る悲しみを
ぐっ!
と堪えて、家路に付きました。


ミリ〜の後ろ姿は、ほんの少しだけ大きく成った気がしました。