いつからだろう


ここに来るようになったのは…




音楽室に飾ってあるお偉い作曲家さんも
興味はないけれどもう覚えてしまったのだから

あたしは結構前からここに来てるみたいだ



「ふぅ…」


あたしは一息ついて
クーラーのスイッチを入れる


何をしたって自由な空間


クーラーのひんやりした風が過ごしやすい空間を作り出してくれる

汗も引いて


あたしは第3ボタンを開け横になった



ケータイを開きお気に入りのミュージシャンのブログを見ていた




誰も来ない音楽室



私だけの秘密の空間





でも





ガラガラ…





でももうあたしは見つかってしまう運命だった




「失礼しまーす…」



あなたによって