「ね、お願い!雫~」





ま、私も鬼じゃないよ。
親友の頼みを、聞き入れない訳がないでしょ。
仕方ないから、渋々頷いた。












私は、今待ち合わせ場所に居るである。
先程の合コンの約束のため、わざわざ着替えてきた。
でも…誰も来ない。
ハメられたかな?








周りを見渡せば、それこそ合コンのような集団も居るし、カップルも居る。
私も、端から見れば恋人を待って居るように見えるのかな?










それにしても…早く来てよ!
無理矢理誘われたのに、1番乗りなのって恥ずかしいもん…。