まったく、予想外だ。
駅前で見た少女と出会うだなんて。
しかも、名探偵?
意味がわからない…気付けば西田という家の前にいた。







「此処が…」



「何かわかりました?」



「全てが確証に変わりました」




しばらくして、その家の主、西田氏に通されて、リビングに進んだ。
金持ちだろうからか、無駄に広い。







彼女は、一呼吸置いて口を開いた。




「まずは、聞きたいのですがミケちゃんは、紅茶が好きですか?」




「猫が紅茶?それは、ないだろ」


俺はすかさず反論をした。
しかし、彼女は反論することなく深川氏を見た。