仕方ないか…。
とりあえず、猫を抱き上げてその女性が居るであろう場所にいる。
扉が開き、光が多く漏れている。









「この子ですか?」



初対面だし、イメージは良くした方がいいだろうから…とりあえず、笑顔を作る。
一応融通はきく。
やはり、愛想良くないとね。








「ミケちゃん!あ、ありがとうございます!」



「いえ、気にしないで下さい」



「お礼にお茶を…」



「いえ、いいんですよ」




「是非、どうぞ」




その女性の押しに負けて、とりあえず促されるままに、入る。