現在夜8時。
先程居た、駅前と打って変わって私の自宅がある方向は、街頭も少なくて、暗い。
きっと、駅前が明るすぎるんだろうけどね。
それでも、一応女なので多少は怖い。
早足でその暗い道を通り抜けようとしていた。
ニャア~
突如、暗闇から鳴き声が聞こえた。
猫だと…思う。
此処は、住宅街で私の家からも近い。
だから、猫が居てもおかしくはない。
「ミケちゃ~ん」
それからしばらくして、女性の声が聞こえた。
この猫の飼い主だろうか。
その猫といえば、いつの間にか足元に擦りよってきていた。
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