あたしとパパのやり取りを見たママがくすくすっと
笑う。
「そんな事言ったって・・あたしもう小さな子供じゃないんだよ!」
「あら、あなたがどんなに歳をとったって私達にとっては
子供なのよ?ね、裕也さん?」
「勿論だ」
超真面目に答えながら、ママの入れたお茶を飲む。
こうしてパパとママをまじまじと見ると、
二人って本当にお似合いなだなぁって思っちゃう。
40代なのに、若々しくて、
街を歩いているとたまにモデルのスカウトまで
されちゃう超イケメンなパパと
カワイイというよりは美人って言葉が似合って
よく姉妹に間違われちゃうママ。
この二人はいつだってあたしの自慢で。
友達とかにもたまに羨ましがられちゃう。
でもね、パパのお仕事姿を知ってる友達は決して
羨ましいとは思ってないみたいで。