「おはよう、パパ!!」



準備万端の恰好でリビングに入って来たのはパパ。



口に入ってたご飯を一気に飲み込んで挨拶をする。



「心、今日は早いな」



パパがそう言うとポンポンとあたしの頭を
優しく撫でる。



まったく、いつまでも子供扱いするんだから!



「ちょっとパパ!あたし今日から高校三年生なんだから!
いつまでも子供扱いするのやめてよ!」


手を振り払おうとすると



「だったら勉強をもっと頑張るんだな」



ニコッと笑ってまたあたしの頭を撫でる。

もう!!



「ふふ。パパはねまだ心には小さな子供でいて欲しいのよ」