「ここなら大丈夫だろ」


入った部屋は誰も使っていない会議室。


休み時間とかでも自由に空いているこの場所は

誰もいなくて。

壁一面に学校が創立してからの写真がたくさん飾られている。


「どうしたの?須賀くん?」

あたしの声に振り向いた須賀くんがまっすぐ見つめる。


そして


「あのさ。実はその・・」

「大丈夫!あたし何でも相談にのるから!任せて!」


須賀くんの手をぎゅっと掴む。

大丈夫だもん、きっとあたしにだって


出来るはず。


「ありがとう。実はさ、俺・・俺
大島が好きなんだ!!」

「須賀くん?」