「先輩も俺のこと結城君、じゃなくて健吾って呼んで」



え!?



や やだよ 恥ずかしい.....



「あ 着きましたね」



目の前には私の通っている高校



結城君の中学校はここからもう少し先にある




「また帰りに迎えに来ます」



「うん ばぃばぃ」



私は手を振って校門をくぐろうとした




「.....帰りにはちゃんと呼んでもらいますから」




耳元でそう囁かれた