朝───



ツバキは大声を出した。



「立宮てめー!
あたしの、あたしの………」





立宮はニコッと笑った。





「……処女奪っちゃった!」





ツバキは真っ赤になりながら、

「んなことぁ知ってる!!
知ってるけどムカつく!!!」



立宮をバシバシとたたくと、ソファに座った。



「俺の隣に座るなんて、今からまた押し倒していいの?」



立宮はツバキを抱きしめた。