「いーじゃん。」





そう言って、崎冬馬はナデシコにキスを落とした。



深い、深い、

崎冬馬にしかできないキスをした。



「んっーーー!」


ナデシコは、声にならないうなり声をだした。少し苦しくなったのだ。

しかし崎冬馬は譲らなかった。



ふいに唇を離したかと思えば、再度ナデシコの唇を塞ぐ。

嬉し恥ずかし、ナデシコの瞳は潤んでいて、

崎冬馬は力強くナデシコを抱きしめた。



「雅が、好きだよ。」



「あ、あたしもです。」



2人は微笑み合うと、また、キスををした。





─────その時、