「バツゲームかぁ、」 スイレンが考える。 それを遮るように、ツバキが口を開いた。 「コクるのは?! 数学の崎とか!!」 「いいねぇ♪」 スイレンも賛成のようだ。 「や、やだよー!! だって、あの崎先生でしょ? 元ヤンって聞くし、 めちゃくちゃ無表情じゃん!」 「でもそこがまた格好よくて、女子の人気を集めるんだよ?」 「あたしには関係ないし!」 ─────