「あ、ツバキ、スイレン。



おはよー……」





「おはよー、

じゃないよ!
あんた昨日何処にいたの?!

せっかくお店行ったのに!」



ツバキとスイレンは息を切らしている。



「何度電話しても出ないし……」


スイレンは心配そうだ。

「あ、ごめん。

ケータイ見てないや……」



ツバキはため息をつくと、ぱっと顔を上げた。


「そういえば、あたし朝見ちゃったんだけどさ。

今日あんた崎先生と学校来たでしょ?
バイクで。」



「え?ホント?!」



ツバキはニヤリと笑うと、

「そーいうことか。」

と言った。


ナデシコはあわてて否定する。

「えっ……ちょ、

違うってェ~~~!!!」