中華料理屋を出ると、ツバキとスイレンは顔を見合せ、うなずきあった。 「あたし達、ここで抜けさせてもらいたいんすけど…」 そういって、ナデシコを連れていった。 「はいよ。気を付けてね!」 「おい!ちょっと待っ…!?」 冬野があまりにあっさり帰してしまい、ナデシコを気にしていた崎冬馬は、3人を止めようとした。 しかし、夜馬にそれを止められてしまった。 「……電話があってから、変なんだ……」