2人はにぎやかな商店街を歩いていた。 「今まで、辛い思いをさせてごめん。これからは、2人でこの子、守っていこう。」 ぼそっと呟くように十神は話し掛けた。 冬野は、答えず、 十神の腕に絡み付いた。 2人の影が、1つに見えた──