1日の授業が終わり、3人はそれぞれの部活へ行った。

ナデシコは、特別クラスで入学したため、強制的に数学研究部に入れられていた。



いつもなら、バイトを理由に来れないのだが、今日はバイトが遅い時間に始まるために、ナデシコは仕方なしに部室に向かった。



中にいるのは………





───崎冬馬───


(つまり2人っきり?)



「失礼します。」

「珍しいな。お前がくるなんて」


「特別クラスの人がここにくること事態が珍しいですよ!」





朝のことがあってか、緊張する。