「驚かんといてよ?」



と自慢げに話し出すお母さん。



「あのな、あなた達に、


妹か弟が出来ました!」



「はぁ?」



「だから、子供が出来たの!しかも双子!」



テンション上がりまくりのお母さんと、ニコニコ笑ってるお父さん。



そして、話についていけないあたしたち。



「その年で子供?」


やっとしゃべれた篤が恐る恐る聞く。



「まだ、37歳です。」


「お父さんは?」


「44…歳?」


意外と若い。

あたしらがそれぞれ二十歳の時に生まれたから
当たり前っちゃ、当たり前か。