あれから何日たったんだろう。


文化祭ムードも冷め、学園が落ち着いてきたころ……



その知らせは来た……



「ほんまに!今すぐ行く!」



一時間目と二時間目の間の休み時間。



隣の席の篤が電話に向かってしゃべった後あたしに向き直った………



「母さんが倒れた……救急車で……」



「え?」



周りの音が遠くなるのが分かる……



お母さん?あたしのお母さん?


ホントに?