「ここに座れ!」


いきなり凶変した亜希に指図され、コンクリートに座る。


「じゃあ今から美佳を男の子に変えたいと思いまぁす!」



そういって、あたしの髪を結い込み始めた。



「美佳ってさ、声変えるの得意だったよね?」


「得意ってほどじゃないけど、一応出来る・・・けど?」



「じゃあ、男の子の声で、男の子っぽく喋れる?」


「出来るけど・・・」


あたしの得意技、声替え。


ある程度の変化ならつけれる。