恐る恐る部屋に入りトイレの前まで行くと、ドアの前で倒れこんでいる愛瑠の姿が見えた。


もう一度ちゃんと確認すると、へその緒がつながった赤ん坊の姿があった。

そして、その赤ん坊は生きていた。
だが、かなり弱っていた。

生まれてからしばらく経っているようだったが、愛瑠はどうすれば良いのか判らずそのままにしてしまっていた。


それを見た彼は、すぐに救急車を呼んだ。




そして、病院に到着した頃には、赤ん坊は息を引き取っていた。


その後、2人は警察に事情を聞かれたが、事故として処理された。