そんな頃瑠奈は、淳也と一緒にいた。

カラオケに行ったり、映画に行ったり。
まるで、恋人のように過ごしていた。


帰り際、淳也は瑠奈に言った。

「また、こうやって会ってくれるかな??」

瑠奈は「もちろん。」と答えた。


すると淳也がきいた。
「そういえば、瑠奈ちゃん。家族は??」

瑠奈は少し戸惑いながら「あぁ、2人とも事故で、なくなったんです...。」言った。


「そっか、ゴメンね。変なコトきいて。」
そう言う淳也に、

瑠奈は「いいえ」と言い、笑った。