夜になり、瑠奈が帰ってきた。



部屋の雰囲気に何かを感じた瑠奈は、
姫成の部屋をノックし

「ひめ。なんかあった??」と言った。


『・・・』返事はなかった。


瑠奈は、「開けて良い??」ときいた。


姫成は『・・・開けないで。大丈夫だから...。
1人にさせて...。』と静かに言った。


「そっか。分かったよ。
でも、ご飯ちゃんと食べなよ。」と瑠奈は言った。


『ぅん。ありがと。』

姫成は、瑠奈の優しさが痛かった。