ちらっと龍美を見ると‥

龍美はリビングのテーブルで、正樹さんとサーフィンの雑誌を広げ楽しそうに話しをしている。



龍美には‥

聞こえてないてないよね?


龍美と正樹さんが私たちの会話に気付いていないことを確認し、私はゆっくりと口を開いた。




「会ったら‥す、する確率は……高いかな?」



何、ホントの事言ってんだろ…





「……フーン‥それってさ、もちろん龍美から誘ってくるよね?」

「えっ、うん……。私からは、恥ずかしいから、あんまり誘ったりはしないかな」