正樹さんがこれまた爽やかな笑顔を私に向け、正樹さんは家の中に入った。


ん?

玄関で靴を脱ぎながら、機嫌が悪そうにしている夏莉。

そして‥



「志乃。数学のプリントなら、あたしもう終わってるから…あたしのうつしなよ」


ビクッ

夏莉が笑顔で言った。

その笑顔は、なんだかとても怖い(泣)





「あ、うん。ごめんね、ありがとう……」


私はびくびくしながらそう言って、夏莉を家に入れる。

そして、夏莉と正樹さんに飲み物を出したあと、さっそく夏莉が持って来てくれた数学のプリントを、丸写しすることにした。


夏莉は相変わらず、機嫌が悪い……(?)