夏莉と正樹さんも、
あの頃を懐かしんでいるみたい。





やっぱり‥

ココの海はすごいな‥


全てを

洗い流してくれてるみたい‥






「ほらほら。泣いている暇はありませんよ?もう結婚式の準備は出来ています。」


そう言って辰夫おじいちゃんは、ニッコリと微笑んだ。






「よっしゃ、結婚式♪ウェディングドレスは俺が着せてやるからなっ(デレッ)」


「………バカッ//」



デレデレしながらそう言って、
私に手を差し出す龍美。


私は涙を拭いて、

龍美の手を握り歩き出した‥

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