「せっかくのお盆休みなのにさ、宿題なんて後に回して海にでも行こうぜ」

「私だって海行きたいけど、私の性格からして、後に回すと宿題なんか夏休みのギリギリまでやらないもん…」

「……ちょっと貸してみ!」





龍美が数学のプリントを奪う。


すると龍美は、数学のプリントをじーっとにらめっこし出した。




もしかして…

龍美って数学得意なのかな?


私はドキドキと期待しながら、龍美を見つめる。




バサッ




すると龍美はプリントから目を離し、今度は私の顔をじーっと見つめ始める。