「そういえばさ…俺らって“籍”入れてからもう半年も経つじゃん?」

「‥うん?」


カフェオレを飲む私を、龍美が覗き込みながら聞いた。






「“結婚式”とかってどうする?お前挙げたい?」

「え‥‥」



結婚式‥




「なんだかんだ言って、まだそうゆう話すらしてないよな」

「‥そうだったね」



結婚式か。


健ちゃんの子育てでいっぱいいっぱいだったから、

そんな事も考える余裕なかったな〜







「俺。親父とお袋の遺産使ってねぇし…だから結構金持ちよ?」