すると、私のコートをクイクイッと引っ張る健ちゃん。




???


なんだろ‥



訳がわからないまま、龍美のポケットから手を出し健ちゃんの前にしゃがみ込む。






「志乃おねぇちゃんにも、サンタさんが来ますよーにっ」




ちゅっ







!!

そう言って、健ちゃんは私の唇に軽くキスをして……

走って施設の中に入って行った。




「なに今の〜♪」

「あーぁ‥」





ついつい‥

赤くなってしまう私…


なんだか本当に、

サンタさんが来てくれる気がするのは何故??